日本ミャンマー支援機構株式会社とNPOリンクトゥミャンマーは新事務所へ引越しすることになりました。(上の写真はアート引越センターの回し者というわけではございません)
これまで40平米ほどのスペースでせまぜましく活動を続けて6年。もう六年もたってしまっていますが……。
次の事務所は倍以上のスペースで、今の事務所から歩いて7分ほど、
これまでの事務所の最寄り駅である京急線の京急富岡駅からは徒歩5分と、駅チカの場所になります。
なんで新事務所移転かというのは、現在NPOリンクトゥミャンマーが新事務所引っ越しにあたってクラウドファンディング「キャンプファイヤー」に新事務所移転にかかるクラウドファンディングを行っていますので、こちらもご覧ください。
(画像をクリックすると、クラウドファンディングページに飛びます)
現在、日本政府が市場に金を行き渡らせる政策をとっているので、その波にのって新事務所を取得しましたが、新事務所設立は何年も夢見ていたことでした。
広いスペースで、お客様に居心地の良い空間を提供したい。
広いスペースで、スタッフさんに、伸び伸びと仕事をしてもらいたい。
スタッフや役員が昼食をとったり、休憩でくつろいだり、新たなアイデアを考え付いたりする、COZYな共有スペースを作りたい。
ここに遊びに来た人々が、ミャンマーの文化を知り、またミャンマー人は日本の文化を知るような、文化交流の地を作りたい。
こう書くと極めて平凡な夢ですが、
「自費(自腹)で作る」というところに、醍醐味があるわけです。
(公費で作っているわけではございませんから)
これまでの事務所で、
いろんなお客様が来てくださいました。ネクタイを売っていたり、元軍人だったり、ミャンマーに赴任したくない素朴なサラリーマンだったり、こんな田舎町には似合わない派手な腕時計をつけた商社マンだったり……
そして多くの方々と一緒にミャンマーに行きました。
お客様のミャンマー渡航を、この事務所がバックオフィスとして支えました。
また、様々な金融機関とのやり取りがございました。(中には今に見てろというやりとりもございました)
この事務所で本を書いて、「ミャンマーに学ぶ海外ビジネス40のルール」という本が世に出ました。
老若男女問わず何百人ものミャンマー人がこの事務所に来ました。
そして外国人の権利を得るための闘いがございました。
この6年間は、毎日が外国人の社長と私の、実業を通じたエンパワメントと学習の時間でした。
しかし、新事務所設立という長年の夢が叶うとき、
6年間仕事をした場所を後にするとき、
なんとも言えない寂しさがあるのです。
新たな発展のための引っ越しなんですけど、
初めて事務所を構えた時の6年前の嬉しさと、
新たな事務所を構える今の気持ちとでは、
少し違います。
今までの場所を離れるのが少し物悲しく、でも組織の規模拡大に向けて、進んでいく過程にいるのを自覚しています。
いつまでも同じ状態でいるわけではなく、常に流転している今でありますけれども、新たな事務所では、どのような活動ができるでしょうか。これまで外国への直接投資という面では、規模の拡大がなかなか進まなかった反省があります。この点に注力すべく、新事務所では積極的にビジネスチャンスに投資をしていきたいです。
それはとても楽しみです。
これまでご愛顧いただきました皆様に、感謝申し上げます。
今後とも日本ミャンマー支援機構株式会社とNPOリンクトゥミャンマーをよろしくお願いいたします。
2020年12月18日
深山沙衣子
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